「翼?いつまでここにいる気?もう3日はいるだろ?」
「だって見つかったらヤバイし、ちょっとくらい協力してくれてもいいだろ?」
「嫌だね」
「じゃあ俺がほかの女に取られてもいいのかー?」
「うっ…そっ、それとこれは話がちがーうっ!もう大っ嫌いだこのナルシストー!」

嫌なわけじゃない。

でも でも


あたしがドキドキしちゃうじゃん


3日間も好きな人が


同じ部屋にいるなんて―


嫌い、好き、大好き。(あたしだって恋する乙女)


最近、翼はあたしのクラスの数人の女子に追っかけられてるらしくて、
あたしの部屋に逃げ込んできた。
そんで3日間も部屋にいっぱなしってワケ。
まぁ、今は春休みなわけで、高等部にあがる手続きだって済ませた。
宿題だってそんなにないし、まぁやることは特にないけど。
そこまで迷惑なわけじゃないけど、ちょっと、なんか、あれだなぁ…


「何、あれって何だよ?」
「えっ 、あっ、声に出てた…!?」
「はっきりと、しかもここまでの経緯まで話してたな」
「げっ…」
「げっ…てなんだよ!?もしかして俺が3日間も同じ部屋にいてドキドキしてるとか?」

え!?いつからあのアホ影に読心術なんて備わったんだよ!?

「アホ影とはなんですかー美咲さーん。一応仮にも彼氏なんですけどー」
「ぶーたれこくなアホ影が」
「ってかドキドキしてんのかー、結構女の子らしーじゃん」
「ババババカッ!ちっ、違うに決まってんだろ!?」
「じゃあその挙動不審な態度はなんだよ」
「そっ…それは…っ、え…えと…」
「まぁいいや、だってさ…」



トスッ


翼があたしを軽く押し倒して、あたしはそれに体を預ける。



「俺も好きだし」


優しい眼差しに惹かれる様に、翼に触れる。

まるで、吸い込まれそうなくらい、優しくて、真剣な眼差し。

あたしは深い口付けに、快楽を求める。

翼はそれに応える代わりにさらに深く、甘く、優しく。



翼のこういうところが好き。

でも、翼のこ ういうところが嫌い。

だって、なんかズルイし。

でも、こういうあたしは翼にしか見せられない。

だって、あたしの一番は翼だから。

世界で一番、嫌いで、好きで、大好き―






言い訳

はいっ、5000HIT記念小説…ですがー、
正直読み直して不快でした((
ってか最初はこのネタはR12くらいで書くつもりだったんです。
もうちょっとエロく(笑)
でも、意外と5000HITくるの早かったのでこっちへ持ってきましたっ
あわわ、R12じゃんとか言われそうですが
R12ではない…ですよね!?
大丈夫だ、きっときっと(((

フリー小説となっておりますので、ご自由にお持ち帰りください。
お持ち帰りの際はBBS又はMailFoamのほうから一言くださるとうれしいです!
まぁこんなの誰が持って帰るんだって話ですが((
自作自演、パクリ、文を変える以外は煮るなり焼くなりご自由にどうぞ!
改行の量、1行の文字数など調節していただいてかいませんー


2008/2/22 夕笑燈深