「うわー!翼っ!凄い!あの花綺麗ー!あの花なんだっけ?」
「……ったく、お前は蜜柑かよ…。それからあの花はダリアと沈丁花だ」
「子供で悪かったな!」
翼は、美咲に半強制的に引っ張られて、学園内にできた植物園に来ていた。
「金木犀の香りはやっぱいいなぁ…」
美咲がキャッキャいいながら花や植物を楽しんでいる横では、
(ったく、こんなもん見て楽しいのか…?花やらサボテンやら見て…)
翼がつまらなさそうにしながら美咲についていく。
「なぁ、翼っ、あそこ行こっ!」
美咲が指差した先にあった、花のイラストがたくさん描かれたチラシには、
《中央花壇にてコスモス祭開催中!》
と、記されていた。
「…いいけど、コスモスなんて見てどうするんだ?」
「ったく翼は乙女心が分からなさすぎ!女子は花が好きって決まってんの!」
「乙女心って…お前にそんなもんあるのか?大体女子は花が好きって誰が決めたんだ;」
「いいから行く!歩け!」
「はいはい」
中央花壇には、赤や白、ピンクなどのコスモスが咲き乱れていた。
しかし、翼にはどうでもいいようで。
「凄ーっ!ほら翼、あんなにコスモス咲いてるっ、綺麗ー!」
翼ははしゃいでる美咲の耳元で、
「…美咲のが綺麗」
と囁いた。
もちろん、囁かれた本人は、
「///////」
顔を真っ赤に。
最後に翼は、
「美咲って、コスモスみたいだよな」
と、付け加え、真っ赤になった顔を隠しながら美咲の手を引き、寮へ帰っていった。
美咲には、最後に付け加えられた言葉の意味はよく分からなかったようだが。
コスモスの花言葉は、乙女の真心、少女の純潔。
君の意外な一面と、少女のような無邪気な顔。
それは、コスモスのようだった―
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ええ、駄文をごめんなさいorz
何を書きたかったかさっぱり。
翼→美咲なのかもしれなかったりする(何
こんな駄文を読んでくださったあなたは神様です←