「…うぁ…ぅっ…も…だ…め///…!」
「へぇ?ならやめるか?」
「ぁぅ…そっ…れは///…………」
「じゃ、やめるな?ちゃんと言ってくれないとわかんないだろ?」
「…やめなくっ…ても…いいっ…///」
翼はいつも駄目駄目なヘタレのくせに、
こんなときだけイジワル。
その余裕っぷりが憎くて、
でも、あたしを愛してくれる翼が大好き。
ピピピピ…ピピピピ…
目覚ましが鳴り、午前6時の時刻を知らせる。
あたしは起き上がろうとした時、自分が何も身に着けていないことが分かった。
昨日…というか、さっきまでの行為を思い出してしまう。
愛されて、愛されて、愛されつくしたんじゃないかと思う時間を。
そして、横にはあたしを愛してくれて、あたしが愛している、大好きな幼馴染。
そんな翼の綺麗な寝顔を見て、なんだか微笑んでしまう。
あたしは服を着るために、ベットから出ようとした瞬間、後ろから翼に抱きすくめられた。
そして、首に唇を落とされる。
「ちょ…翼、痕付くし今から学校だろ?着替えるからベットから出て行かせろ」
「駄目」
「殴るぞクソ影」
「さっきまではあーんなに可愛かったのになぁ?」
「///!最低!」
「最低で結構」
翼はあたしと向かい合わせになるように動いて、
あたしに口付ける。
深くて、甘くて、優しくて。
そして、愛しかった。
優しさの中で(そんなあなたに体をあずけ、て。)